『お後はよろしゅうないダス』
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先月のお客様ァ〜からぁ
また電話なんぞが、ありまして
「看板屋さん、是非にも追加仕事を・・・」
もう、銀次郎ニンマリ、有頂天の鼻高々〜
安いねぇ〜
カンタンでしょ、
これで幸せの絶頂に、しばし、お遊戯、
もう、何にもいりませぬ
タダでもいいや(激しくウソ)
でも、あれだねぇ〜
こうして、時々、アタクシは建設的な毎日を
おくってんだろか?などと
よそ行きな思考を行ったり来たり
「銀ちゃん、おまえさん、たまには胸張ってごらんよ」
あっ、富次姐さん、
「あたしはねぇ、知ってるから、いつも見てるよ」
嬉しいねぇ、こ、こんな幸せの重ね餅って
きっと、今夜はいい夢みるだろなぁ
(すんません、「オチ」 がおまへん)
☆
「 麦笛や 夫にもありし 少年期 」 西村 和子
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