『薫風の空の下いざ行かん』
暦は正直者
五月の声に
さわやか、スコーンとした久しぶりの青空
ワタシのココロとは真逆の世界が広がる
黄金週間の恵まれた人の五月は
「何て素敵な五月でしょう」
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五月の風は、ちょっと生意気
憎らしいほど、かっこよく頬を撫ぜてゆく
そりゃ悪い気はしない
性悪女の機嫌のいい朝に似て
気まぐれだけど
そのまんま、受け入れている
自分が嬉しいのも
なにも、かも、丸ごと五月の仕業だと
ぜ〜んぶ「気持」って箱に押し込めてやろう
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「 涼風の 曲りくねって 来たりけり 」 一茶
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