『二代目さんと看板屋』
これまでに
二代目さんが事業を継承して
まず、手始めに看板の刷新現場で
打ち合わせの場に、先代登場
看板屋の私にか、息子さんになのか
やけに不服顔で上からの物言い
わからないでもないが
息子の浅はかさか、はたまた、看板屋の口車に対してなのか
怒っているのです、
八分通りに決まりかけた案件のちゃぶ台返しのつもりでしょうか
ここから、決まった金額をまけさせんのが前社長の威厳よろしく
お話にならないくらいの、減額、減額
大きな声じゃ言えませんが、ワタクシ看板屋風情も
返されたちゃぶ台を踏みつける勢いで
はい、さようなら、すみません、人間ができてないもので
こんな体験、4、5回しております、
ただ、言えることは、先代さん
息子さん、心配でしょうが
信じたらどうです、ついでに看板屋も信頼の目で見て欲しいのですが・・・・
うち、うちの息子?
ただの一度も家業に関心を持ったことあらず
そりゃ、親父の変な背中ず〜と見せられちゃ〜
残念な心だが、納得だな。
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「くろがねの 秋の風鈴 鳴りにけり」 飯田蛇笏
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