『アナログな粋人』
「おう、どうした銀ちゃん、そんな浮かネェ顔して」
「あぁ、ちょいとホームページのこと考えていたらさぁ・・・・」
「何でぇ、そのホームなんたらっていうものはよぉ」
「う〜ん、広目みたいなもんさ」
「ふ〜ん、そのォ何だな、わかりやすく言やぁ、瓦版みてぇなものかぁ」
「そうだねぇ、時代って二文字無視したら、そんなところかなぁ」
「へぇ〜、難しそうな顔して、そいつは、そんなにムズイのかよ」
「まぁ、難しいといやぁ、難しいし、猿でもわかると言やぁ、そうとも言えるしィ」
「銀ちゃん何だか歯切れが悪いねぇ、おめぇさんらしくねぇなぁ」
「う〜ん」
「猿でもわかるんだろ、じゃ、あっしに、ちょいと話してみなよ
いい智慧が湧いて来るかもしれないから、さぁ、話してみなよ」
「あっ、角蔵さん、もう、この話は・・・・」
「なんだよ、水くせぇじゃないか、こっちが、せっかく相談に乗ってやろうってんのに」
「どうか、おかまいなく」
「あらぁ〜今度は他人ヅラ?あっ、そう、え、えぇぇ、わかりやした」
「そ、そんなぁ、お気にさわったのなら、ごめんなさい」
「な〜に、別にィ〜気ィなんてぇ・・・・・」
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あ〜ぁ、怒って行っちゃったよ、
機械も難しいけど、あぁいうアナログ人間もなぁ〜
えっ、そういう、あっしも五十歩百歩だってぇ
まぁ、・・・・・・・・そんなところでしょうよ、
もうこんなに暗くなって・・・・さぁて、帰ろ、帰ろっと。
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