『通り抜け』
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毎年、天満橋の「造幣局通り抜け」に行くことが
当たり前のような、ここ十年。
さくらは「ソメイヨシノ」に限る、そう信念の持ち主だけれど。
とりあえず、通り抜けてみる、
いつもの年なら対岸にまだ「ソメイソシノ」が見られるのだが
今年は、悪戯な春の雨のせいで
すっかり、葉桜になっていた、
桜見物より露天商まわりの方に気持ちは傾いている
「イか焼き」「焼き鳥」「焼きそば」「ベビーカステラ」
これって、もう夕食だね。
以前作った看板の「オランダ焼き」のお店で
１個おまけしてもらった、
自分が作った看板を、こういう風に見られるのも
小さな幸せかも。
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「花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」
————————————————————小野小町
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