『夏がゆく』
この夏は、なぜか仕事、忙しかったです、
けれど、数字的にどうかと問われたら
しばし、沈黙というか
看板屋さんの世界も昔とは業務内容や業務形態が随分変って
正直、やりづらいというか、
生き辛くなったことは確かに感じます、
いえ、愚痴や嘆きではなく
随分と機械化や設備が発展して
職人芸や職人技が
段々と無くなり
プロ意識や玄人根性が希薄にはなっています、
「俺が、私が書いた文字」に誇りや夢が持てない状況は
やっぱり寂しいことです、
だからと言って
やっぱり、どこかで職人根性をメラメラと燃やして
「こんな仕事やりました」
そんなことに胸を張れるような
ゼニ金じゃない
そんな仕事、やりたいなぁ。
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「ゆく夏に なぜか寂しい 忘れ物」
豆助
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