『泣いても笑っても看板屋さんダョ』
看板屋さんの仕事はキリがない、
スコップで穴掘るでしょ、
セメントこねて、
その間にも、お客様から次の仕事依頼、
よせばいいのに、ここぞと、営業トーク、
しなくていい値引きに、余計なサービスのテンコ盛り、
天井裏で配線探って
壁ぶち抜いて電源取り
分電盤にタイマー仕込んで
入口ドアにシート貼り、
それが済んだら、古い看坂の撤去
高所作業車でウィ〜ンと
ネオンが切れてるので修理
下からお客様
「出かけるから、今払っとくネ」
領収書、領収書、印紙、印紙っと、
端数はまけときますから、なんて口が裂けても言いません、
もう口は災いだらけで・・・・失敗の重ね餅、
え〜、端数・・・・・・あ〜ぁ
この端数が儲けですやん
嘘ばっかり、この看板屋ァ
嘘じゃないですったらぁ・・・・・・・
結局、消費税分くらいまけさせられて・・・・・
久しぶりの一万円札の対面に機嫌を直して
最後に丁寧に看板拭いて
(まけさせられた分、手ェ抜いて・・・・声が大きいョ)
そんなコトは、看板屋さん、しませんよネ
アッハハハ・・・・ハァ
しません、しません、
帰りの車からの夕景色は
もう、すっかり秋。
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