『何処吹く風の看板屋』
あのぅ、ず〜と前、昔、以前の話、
文字書きとして看板屋さんに行くと
10時のお茶と、お昼のご飯と三時のお茶が出た
ヘタすりゃ、送り迎えアリ
これって、やっぱ、技術職、職人中の職人の腕
・・・・で、何日か、通うと
本来の噺家みたいな、話、おしゃべりを
やってしまって、
そのうち、文字書き屋さん
口動かさないで、手ェ動かせて・・・だって
何となく、お茶とか、お昼とかに
距離が出てくるようになって・・・・・
でも、しかし、けれども、
文字書く、腕は、確かだった・・・と自負
しゃべりと同じくらい、うまかったス
んじゃ、たかが知れてんじゃん
なんて言うでない
今、その時のこと思い出そうとしたら
ず〜と、ず〜と
遠くを、懐かしい目で追いかけて
過ぎたことは
み〜んな美しい
これから
これから先の方が
もっと美しい(?)・・・く、あれ。
☆
☆