『お客と看板屋の仲』
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「あのぅ〜」
「何だ、看板屋さんじゃないかぁ、そんなところで
突っ立てないで、もっと、こっちへお入りよ」
「ハァ」
「どうしたい、そんなに遠慮して、お前さんと私の仲じゃないかぁ」
「はい、ただの看板屋とお客様ですケド」
「あれぇ、また冷たい返事だねぇ、ところで何か用かい」
「はい、先々月、いただいたお仕事の、お代がまだ・・・・」
「おや、そうかい、そりゃ、すまないねぇ、ところで、いくらだい?」
「へぇ、平看板が三百文と提灯が五百、〆て八百文になります」
「いやぁ〜安くしてもらって、悪いねぇ、ところで、今日持って帰るんだよな」
「はい、そうしていただけば、助かるんですがぁ」
「あっ、いけない、朝からバァさんが金庫持って隣町に行ったきりだよ」
「えぇ〜っ、あんなに重い金庫を年寄りが・・・・・」
「悪いが、明日、また来ておくれよ」
(続きのオチ考え中)
うまくオチなきゃ・・・・・禁固刑
これで・・・・ダメ?
いやだなぁ、オチオチ寝てられんなぁ〜
もう、いいよ「オチ」は
オチは北海道に行けば・・・・あるからぁ
(マニアックなオチだわ)
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「少年の 風にのせたる 草の笛」 辰巳 佐知子
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