『きびしいのは暑さばかりでは、ありませぬ』
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まだ暑さのゲートをくぐったばかりなのに
もう弱音を吐きそう・・・・・それじゃダメじゃん
ネオンの材料屋さんがやって来て
これから先、何をメインに売っていったらよいやら・・・・
嘆き節で帰っていきました、
さぁ、どうしたものでしょう、
世の中苦しけりゃ、看板屋とて同じ身の上、浮世の出来事
逃げるわけにはまいりません、
あとは、そうだなぁ知恵を売るしかないなぁ
知恵って娘の名前じゃないので、何のため・・・・・・・
頭使って、いろいろ考えてみる
みんなが売ろうとしてるものは・・・・売れやしません
買ってもらえるもの??????
今じゃ、誰でも、同じような水準の製品を生み出す、
機械、設備、材料、そんなに相違点があるじゃなし・・・・・
同じ価格で同じものを、買うとしたら
気持ちのやさしい人、親切な看板屋さんから買いたい
・・・・・と思うのは人情でしよう、
親切、通り越して、「大きなお世話ばっかりの」
勘違いしたまんまの看板屋は
このまま、知らん振りして
図々しく、看板を、買って、買っての連呼だがや、
ほんに、「勝手」な看板屋です。
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「朝顔に つるべとられて もらい水」 加賀千代
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