『身の丈、身の丈』
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自分が想い描くような生き方ができる
そんな幸せの入場券を持っているのに
現実に描いてゆく世界は
自分にとって哀しく、辛く
「こんなんじゃない」
心の台詞が聞こえてくる
誰が悪い
みんな自分だよ、
二股の分かれ道を選択するとき
いつも、いつも、そんなに深く考えなかったじゃない
あの時右を選んだのは
「どちらにしようか、天の神様の言うとおり・・・・」
でも、その後、神様は、いつも知らんぷり、
左を選んでたら?
もっと、よくない今かもしれないし、
「捨てたもんじゃないよ 、この暮らしも」
身の丈、身の丈、自分色、
小さな不幸と、ささやかな幸せが
替わりばんこの泣き笑い
締めの言葉で言うなら
「まぁ、幸せなんじゃないの」
借金取りと秋は確実に来てる から、
今日もがんばって。
☆
「 鰯雲 しづかに塔の 動く日よ 」 中尾 寿美子