看板娘

-

今年の冬は寒かった、

労働意欲も縋れるような

だから、

のんびりしました、

大丈夫って思うくらい、ゆっくりと。

だから、

これから、また馬車馬のように

働かなければ

暮らし向きが立たない

働くことは嫌いではないが

流される傾向には、ある

看板が好きで

身体動かすことが好きなので

まぁ

楽しく、ゆっくりといこう

今週土曜日には、お花見

桜が好きな老いぼれには

ニンマリするような時節です。

☆

昨日の現場も

いろんな人がいました、

内装屋さん

電気屋さん

什器の家具屋さん

下水清掃屋さん

みんな、大変なんだなぁ

現場の職人さん同士の連帯感はありますね

お互いの譲り合い精神みたいな

だから、気ごころがしれると

とても、やりやすい現場になります。

ただ、ＬＥＤ看板取付完了して

「看板屋さん、看板がチカチカしてるんやけど」

「え〜、そんなぁ〜、また開いて点検かぁ〜」

後から、

電気屋さんが、点けたり、消したりしてたらしい、

もう、頼むわ〜

☆

そもそも、看板屋さんってなんぞや？

字が上手な先生の仕事？

細工のうまい大工さん？

一見、器用で物知りな印象？

いえいえ、私の周りは私を含め

不器用な奴ばっかです、

物知り？

はいはい、確かに雑学のような

どうでも、いいことの知識

溢れるほど、持ち合わせてはおりますが、

これまで役に立ったためし

自慢じゃないが、一度もなし

どうでもいいことだらけの社会風潮

その、どうでもいいことが

今、巷で受けているらしい

だけど

そんなこと、

やっぱり、どうでもいい。

☆

☆

基礎のコンクリを

ダッダッダッとコンクリドリルのハツリ機で

それがぁ、固い固い固い

手が痛い、腕が痛い

こちらが、ハツリ機に破壊されそう

勘弁してくだせぇ

こんなか弱い老人に、

どんだけハツれば先が見えんのかな

だから、

もう、四分の一進んだ

これなら半分は来たぞ

そう、そこから進めない

しばし、幽体離脱、

お前さん、なんで、そんな固いもん

ただただ、黙々とハツってんの？

だって、終わんなきゃ帰れないじゃん

ハハッ、

そんな気持ち？

文句いわねで、ただ、ひたすら、

黙々と、

あ〜、腰が痛いなぁ

「文句言わないの、金儲け、金儲け」

ウ〜ン。

☆

☆

「地下鉄」の終電が行ってから

始発電車までの作業

作業内容は、そんなに難しくもなく

時間もかからない

安易に考えて

真夜中の地下鉄駅へ

階段の降り口のシャッターは

全て閉まったまま

数年前は開いてたんだけどなぁ

焦るわ〜

モタモタ手間取って

携帯からインターネットで管理事務所を検索

ありましたぁ、電話番号

結果無事に作業出来たんだけど

もし、携帯のない昔だったらと思うとゾッとする

だけど、たぶん、昔だったら、もっと用意周到に・・・・

そう思うと「携帯があるから大丈夫」って言う現代病なんだろなぁ

今後気をつけようっと、

地下鉄工事といえば

もう２０年くらい前、ホームの線路側の広告の取替で

終電のあと

電車は来ないからとの説明を受けての作業

もう、ちょっとで補修トロッコに跳ねられそうになったこともあったな

担当者が「ごめん、ごめん」って

ばかもの〜

生きていない私にも「ゴメン、ゴメン」って言うつもりかぁ

化けて呪い殺してやるぅ~

とにかく無事でよかった

安全は、全てに最優先

だから、連絡や報告も大事だで。

☆

☆