看板娘

私が若かった頃

もう、半生記も前って愕然、

看板屋さんには未来に対する創造性があった、

じゃ、今はないのかっていう話は置いといて

無から有を生み出す

何にもないところからの発想

便利に便利に

スピーディに

簡単に

これが時代を推し進めてきて

今、クリエイティブな部分が・・・・・・

だから、手作り感や

ものすっごく、めんどくさいこと

やたら時間がかかるものが流行ったりする

たぶん、反動なんだと思う

徹夜して描き上げましたなんていう作品

お目にかかったことがない

だいたい、作品じゃなく商品でしょ、

アマチュアの甘い夢のような

まぼろし、

この世なんて一瞬の幻のようなもの

と、嘯いてみる

そういやぁ、まぼろし探偵って漫画・・・・・・。

桑田次郎の・・・・。

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ブログ書くのって

意志との戦い

石の様な気概がなければ

ただ、やたら日が過ぎてゆく

夏休みの宿題のように

暑さの中に隠れて、弱気な自分を擁護したり

もう、大人なんだから（大人も卒業して天上の人になろうとしております）

まぁ、毎日コツコツの積み重ね

何事も、これが大切（今更何を言う）

自分に勝てるか、負けてしまうか

・・・・・なんてオーバーなこと言ってるから、続かない

初夏にオーバーは、暑いよ（？）

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んなこと言ってたら

随分と降ってきました、雨。

看板屋の好敵手、雨。

貧乏人に辛く当たるって相場は決まってる、

ここんとこ、名古屋に出かけたり

同業者の集まりに行ったり

そんなこんなで、充実の日々を送っていました、

せっかく、名古屋まで行ったんなら

中京競馬場に行ってみたかったなぁ

まだ、一度も行ったことがない

中央競馬１０場のうち

昨夏、新潟は行ったので

中山、東京、京都、阪神、新潟と半分行ったことになる

だから何って言われても・・・・・

まぁ、一日６００円勝った、４００円負けたなんぞ

実に、ちっちゃい賭けごとを喜んでおります、

だから梅雨入りして、重馬場なんかになったら

もう、５００円くらい儲かったりしたり

どこまで行っても

雨が降っても、ちいせぇ奴のまんまでさぁ、

趣味、競走馬を愛でること

美しきかなサラブレッド。

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先日、今は看板屋稼業から離れて

闘病生活をしている、看板仲間の言葉

『看板屋はいいよォ』

この重たい言葉をどれくらい受け止めらているか、

あまりにも、重たすぎて、私には・・わからない、

そうなんだ、看板屋っていいんだって思っても

日々稼業として営んでると

存外、当事者にはわからないものだと思う、

でも、

彼の言葉を素直に咀嚼して

いつも、忘れないで

おこがましいけど、彼の分まで

看板屋を楽しんでいこう、

・・・・彼も、まだ私より１５歳も若い

いつの日か、また「看板屋」を

うん、きっと、やれると、そう思う。

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私自身が３週間入院してみて、普通であること、

何事もなく平穏無事がどんなに大切か、しみじみ、しみじみ。

５月の連休に

以前看板屋さんをされていたＭさんのお見舞いに行く

不慮の事故で車椅子にも乗れないくらいな身体になられて

暗鬼な気持ちで病院へ

お会いして、お顔の色が、とてもいいので、安心しました、

この人には、大相撲見物や鳴門までタイ釣りに３度、４度

連れて行っていただいて

感謝しかありません、少しでも、よくなって欲しい。

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つい、先日、もう突然倒られて丸四年になる看板屋の仲間のところへ

親しい同業者と、やっと、お見舞いに行くことができた、

時々、気になりながらの無沙汰、本当に遅すぎ、

申し訳ない気持ちでいっぱいになりました、

想像より、はるかに快方に向かわれて

いろんな、お話をすることができました、

昔、現場で大喧嘩したことを、何度も思い出として語られて

反省ばかりの僕でした、

『看板屋はいいよぉ』

何度も繰り返し、おっしゃっていました、

そんな、看板業に毎日携わらせていただく幸せを

しっかり、噛みしめながら、明日へ。

出来ることはやろう

行きたい所へいこう

会いたい人に、会おう

私も、そんなに先のある身ではないので

思ったことを

実行してゆこう・・・・と強く思いました。

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看板屋さんは孤独な職業

柄にもなく、言ってしまいました、

相談したいけど

ごく、ごく、専門的なことだったり

体験した人にしか理解できない内容など

さりとて、同業者に相談して

手の内見せるのも抵抗あるなぁ

そんな、こんなで生まれた「看板仕事人」グループ

それ以来、確かに孤独感は薄まったかな

同業者にノウハウ盗まれるんじゃ？

・・・・っていうほどのノウハウって？

あるわけないじゃん！

むしろ、目で盗んだり

頭の中で、あぁなるほどってことの方が多かった、

つまり

わかる人にしか盗めない

苦しんだ事しか理解できない、

そういうこと

通りすがりの人にパッと理解できるような

４５年では、ないな

・・・・って、何か積み上げたつもりの人が、ここに・・・一人。

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