看板娘

看板屋は「安全第一」がモットー

だけど、いろいろ考えてみると

元気でいられることが一番

「健康第一」

特別長生きしようなんて思いませんが

健康であれば

遊べるし、働けるし、

少々お金に不自由しても

（ずっと不自由してますが）

お金に不自由って、おもしろい言いまわしだな

早く言やぁ 、貧しいってことでしょ

貧しくても、少々イケてないツラでも

（相当、イケてませんぜ、ウルサイ！！）

健康であれば

この歳になって、、親に感謝です

何にも残してくれなかったけど（失礼）

健康な身体に生んでくれて、ありがたいことです、

お礼を言いたいけど、両親とも彼岸の方へ

だからと言って、慌てて

迎えになんて、来ないでね。

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よく、お客様に看板って

どこまでの耐用年数ですか？

って聞かれるんですが

さぁ〜どうでしょう、正確な答えはありません、

5年くらいで木材が腐ったり

鉄が、ものすごく錆びたり

立地条件、つまり風や雨や太陽光線で

随分と変わって来ます、

永年この仕事やってると

30年前の看板に再会します、

健在と言うか、元気なものです、

看板の寿命って

5〜10年ってのが

無難な答えでしょうか。

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ネットからお客様に呼ばれて

約束の時間にゆく

名刺交換した時点で商談開始

私はなるべく、腹の読みあいは避けて

ご希望や

想いを質問するようにしている

お客様ァ

たかが看板、されど看板ってこと

わかっていただけるよう

丁寧に、お話させていただいている・・・・つもり

口頭で見積もりを言わなければならない場面で

だいたい７万から８万ぐらいですかねぇ

・・・・もっと正確に言って欲しいとのこと

それは、少し難しく、後ほど書面にて

お送りさせていただきます、

・・・・・・

訳を聞いたら、数日前先着の業者さん

口頭と後日の金額がが３倍くらいに膨れ上がって・・・・

それで、不安と不信の・・・・・

大丈夫ですったら

３倍かぁ

俺には、そんな度胸は、ありはしませぬ

先着の業者さんも

何か理由があったのでしょう

・・・・・・・・

ただ、３倍は・・・・・厳しいですね。

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自慢じゃないですが、私は、

余程のことがない限り

看板の値段を即答できます、

それは、永きに渡ってのお客様との

やり取り、

素材の価格、製作過程、取り付け方法

その経験値によるものだと思います、

そりゃ、これまで口をついて出た途端

「しまった！！安すぎ〜」なんてこと

たびたびの、しょっちゅう

大概、安すぎで高く言った記憶がない

冷や汗、脂汗、落胆の末の

「即答」が今出来ているのでしょうね、

まぁ、看板の値段って難しいですよ、

一概に「安い」「高い」

山盛りの野菜を買うようにはいきません、

・・・・って、その前に

看板に安い、高いは

比較論では片付けられないものです、

感覚としては、わからなくはないですが

見えない部分で

いくらでも調整できるんです、

誤魔化しや、品物のグレードを落とすとか

そんなことではなく

逆に、プラスアルファのことなんです、

数字に表れない心配りや、精神的なサービス

精神的なサービスって？

ほら、やさしさ

やさしさですよ・・・・・とかなんとか、

いずれにしても、

買う側、売る側のお互いの信頼感だと思いますよ、

私利私欲？

商売だから、ほんの、ほんのちょっぴり

ないとは言えない・・・・・のだ。

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見積もり依頼に即日返信できるか？
補修依頼に、どれだけ早急に対応できるか？

相手が知りたいこと

望んでいることに

どれだけ早く応えることが出来るか否かは

とても、商いの上では大切なことである、

とりあえずの返答

これに尽きると思う、

なしの礫

届いたか、どうかもわからない、

投げたが受け手から帰ってこない

キャッチボールは全ての基本だと思う、

だが、

自分の立場の状況で

それが、できたり、できなかったり

まだ、まだ、商い途上なのかなぁ

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親戚の祝い事で群馬県高崎市に行って来ました、

少し時間が出来たので

車で40分くらいのところにある「富岡製糸場」に

行くことにしました、

「世界遺産」の肩書きは、観光にはもって来いなのでしょうか、

これといった工夫もなく、ただ入場料を徴収するだけのような

寺社仏閣の拝観料のようなものでしょうか、

入場料1000円が高い、安いは置いて

町を挙げて「世界遺産」に選ばれるよう

傾けた情熱が、どこにも見受けられない

修理中の建物が別料金になっていて

仕事でいつも見ている「足場」を見るための

別料金？（ちょっとイヤ味でしょうか）

「あぁ野麦峠」のような女工哀史や

あの広大な工場に、十代の若い貧しい女性が

熱いお湯に手を入れて、ずっと、同じ姿勢で

働いていた、そんな汗の染みた工場から

いろいろなことが偲ばれました、

苦言ではないのですが

観光化されてゆくのは、しょうがないとして

今日まで、戦火をくぐりぬけて

遺産として残してきた、そのことには

敬意をはらわずには、いられません、

そんなことを思いながらの群馬の一日でした。

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やっぱり５月の、お天気は晴れ続き

月が替わった途端、

何となく、空は湿っぽくなってきた

不思議なもので

晴れの日は、そんなに仕事が出て来なくて

雨の匂いがしてくると

俄かに忙しくなる

皮肉といえば、皮肉なんだけど

ここで、うまく雨を切り抜けるというか

かいくぐって

今までは、そうしてきました

これから、暫く、天気予報とニラメッコです、

まぁ、どっかで

濡れ鼠には、一度くらい覚悟しておりますが。

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最近は、

６月の声とともに

少しだけ、忙しくなったかな

ネオン看板の修理

……って言っても、ネオントランス交換

もう、かれこれ２０年以上も「トランス」

替えていないけど

どれくらい持つのかは定かでない

個性でしょう、

なんてったって、８０台も付いてんですから

すぐ、切れる奴（気が短けぇんだよ）

外見ボロボロのくせに、しぶとい奴（俺のように）

だけど、

もう、ネオンって時代じゃないっしょ

でも、いるんだよ

時代遅れを好む、御仁が

だって、俺だって、たいがい時代遅れだよ

全然、声なんか

かからないんだけど。

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