氷雨と看板屋
重たいカメラ首から下げて
いざ撮影小旅行
シャッター押したの
たった1枚
フィルムがもったいない癖が
なかなか、とれない
お贅沢な撮影、なかなか、馴れやせぬ。
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京都は、大阪より寒いぞ、
その京都へゆく
一乗寺の本屋さん、
店主の趣味というか空気感が伝わってくる
もしも近くだったら毎日通うのに・・・・
特殊な世代のグロテスクな図書館かな
こんな感じ、嫌いじゃない
何かず〜と、時間が止まっているような
建築と写真とデザインと映画とか
60年代を思わせるような
そんな中、ぶ厚い看板の本があった 、
6千いくらもする
購入するには、二の足、三の足
もう踏んづける足もないので断念した、
残念だけど
きっと、俺の頭の中の看板の本の方が
もっと、ぶ厚い筈だ。
一輌だけの電車に乗って帰ってきた。
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またまた、歯医者さんから・・・・受注、
縁があるのか、ワタクシめの隠し切れない人柄のせいなのか
時々、いやぁ〜もっと多いよォ
注文いただいて、
ハイ、嬉しいっす
ネットから、落ちそうな看板の撤去、
行ってみなければ、わからない現場
インターネット見て、親切そうな看板屋さん
わかんのカナ
でも、正真正銘じゃなく
小心な看板屋がお訪ねしまスタ
ネ、よかったでしょ・・・・・・
見積り金額より多くいただいて・・・・
そんなぁ〜困りますぅ〜って
困ってんの暮らしなのに・・・・・
ありがたく、頂戴して、言われていない清掃まで・・・・
あ〜、銭の力は恐ろしいィ〜
向こう意気の強い鼻柱まで
簡単に「ポキッ」だよ、
銭がものいう時代に
言って欲しいよ
「銀ちゃんについていきます」って銭が・・・・まさかぁ
正直
ついて来ることは全面的に拒みはしません、
そんなに野暮じゃないからって・・・・か。
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今日は一日、印刷の日でした、
近頃の看板屋は印刷やクロス屋さんのように
貼り仕事やデスクワークで生意気にもパソコンなど
操っております(実は操られておりますデス)
そんで、そうして制作したものを
大工さんのように小器用に
鳶職さんのように天高く
土木工のように穴掘り
電気屋さんのようにランプやLEDを・・・・・
何にでも手を出し、それでいて、「これっ」てものに
自信もなく、ただただ、浅く広く、まぁ一応の世界
だから、汗かいて、涙拭いても
手の上にはスズメの涙銭のごとく
じっと冬雲の流れるのを見ながら
「好きでやってんじゃん」
そう、気合を入れて二の足を出す看板屋
かわいそうな・・・・・・・
ホントは・・・・おもしろい職業なのだ。
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京都から奈良
奈良から神戸
そして大阪
丸一日掛かり
成果は芳しくないけど
電車、電車、電車で、いっぱい本が読めたのが
収穫かな、
たくさん人がいる、いっぱいの群れの中で
自分のこと、今のこと、そして明日のこと
考えてみた、
少し、何か、「わかった」
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