『夜中取付看板』
看板屋という職業の宿命なのでしょうか、
お店が閉まっている間に
次の日の営業の妨げにならないよう、
徹夜で作業を
もくもく、粛々と進めめなければ なりません、
ただ、夜中は邪魔ものがいないので
割りとスムーズにことが片付いてゆく
そのまんま
時間が経過するのも早い
真っ暗な世界から
すぐ明日がやってきて
手元灯りがいらないくらい
ぼんやりと光が射してくる
瞬く間に夜が明けてゆく
今度は時間との追いかけっこ
限られた時間内に
完了しなければいけない・・・
そのプレッシャーとの戦いが始まる
「何で人様が寝てるときに
過度な脅迫観念で
がんばらないといけないのでしょう」
愚痴というか、一人でに
己の職業を、怨んでみるが
それも、これも
自分が好んで突き進んでいる
どこにも、もって行くこのできない
「みんな、あんたの蒔いた種」
ぼやいてないで
収穫の歓びでも描いていることにしよう、
看板屋、もくもく、せっせ、せっせっと。
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