『伊勢路の看板屋』
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お盆休み初日
急遽三重県津市まで行くことになりました。
心強い相棒は、匿名で仮に鈴木君という、(以後、彼は鈴木君ということで)
FFシートの展張作業です、
内部の鉄骨の組み方がわからないので
あれこれ、予想して部材をもってゆくことに
帰省ラッシュも関係なくスムーズに走行、
現地で身に余る歓迎を受け
いざ、その物件を武者震いしながら拝見、
幸運というか、何とか部材が合致しそうで
胸の中で、ホッ
もしも、鉦や太鼓叩いて登場して
成すすべもなく、尻尾を巻く破目になったらの危惧は遠のいた
あとは、やるだけ
お昼に、この時期、高騰のうなぎ丼の上、松竹梅の松の上
おいしくいただきました。
お昼からも、過分なる期待を背に受け
無事終わることができました、
折角、初めて、津市を訪れた鈴木君なので
極楽湯・・・焼肉・・・泊まりってコースに
何か、労働に来たのか、観光の接待を受けているのか
わからないくらい、大事にしていただいて・・・・・恐縮
考えてみたら、昨年のお盆も
この地に来たような、しかも焼肉、ごちそうになって
来年も津市で焼肉カナ
帰りも、スムーズな車の流れ
運転していた鈴木君は
ワタクシのとり止めのないラジオ放送に
こころなし、眉をひそめていたようだ
次から、チヤックも忘れないで持ってゆこう。
鈴木君、ありがとうございました、
奥山君、かえって、気をつかわせて、すいませんでした。
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「うつす手に 光る蛍や 指のまた」 炭 太祇
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