『看板屋の夏が行く』
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最近、頓に「リピータ」仕事が多い
それは「お墨付き」って言うか
胸に勲章貰ったような気分
信頼感を形で見せてもらったような
だから
いい仕事するんだよ
天に恥じない仕事
神様は見てるから
こうして、リピータ、リピータって続いてゆくと
ず〜と笑顔でいられるんだよね、
何かを信じていたら
必ず、その答えが返ってくるもんだと
遅まきながら
そんな嬉しい気持になりました。
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最近、頓に「リピータ」仕事が多い
それは「お墨付き」って言うか
胸に勲章貰ったような気分
信頼感を形で見せてもらったような
だから
いい仕事するんだよ
天に恥じない仕事
神様は見てるから
こうして、リピータ、リピータって続いてゆくと
ず〜と笑顔でいられるんだよね、
何かを信じていたら
必ず、その答えが返ってくるもんだと
遅まきながら
そんな嬉しい気持になりました。
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ネットのお客様は、相も変わらず
やはり、値段で、お決めになる
無理からぬことと思うダス
だって、他のもので比べようがないじゃないですかぁ
看板屋さんが親切だとか傲慢とか
逢ってみて、わかること
契約して
お金振り込んで
頼みはデザイン画像のみ
んでもって
取り付け当日、初めて看板屋さんと、ご対面
これがさ、見るからにイケ好かない顔立ちに
態度に、物言いなんて三拍子そろって
「この看板屋だけは、ご勘弁」の太鼓判
あ〜ぁ、銀ちゃん看板店みたく
かゆいところに手が届いて
なお、かつ、奥ゆかしいなんて
(だんだん痒くなってきたよ)
物腰はやさしく
言われてないのに細かい部分まで・・・・なんて
ないから・・・ご心配なく
ほんと、真面目に
ネットの当たりはずれ・・・・
逢ってみて、初めてわかる信頼感
逢わずして
電話のやり取りでわかる横柄さ
メールの文章の傲慢さ
乱暴者よりのFAX
こんな看板屋に誰が頼むものか
良い印象で始まった取引
出来上がった作品が・・・・これ?
反対に
むかつく態度の重ね餅野郎が作った看板の
なんと、なんとの出来映え
・・・・で
看板頼むの
どの看板屋にしますぅ〜
「銀ちゃん看板店?」
可もなく不可もなく
印象が薄い?
そりゃダメじゃん
安心してよ、作った看板の印象は・・・・深いダス。
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「寂しいと言い私を 蔦にせよ」 神野 紗希
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ふらふら、へろへろ仕事から逃げようとするも
そう簡単に、逃がしちゃくれないし
ヘタするとペナルティで徹夜しても間に合わないとか
そうかと思うと
朝からシーン、昼が来ても「コトっ」とも音がしない
メールだって朝から白い顔のまんま、
こんな日に電話しても、当の相手は留守
仕方がないのでパソコンのデスクトップのアイコンの整理
佳境に入ったところで電話
今すぐ来てくれって・・・・・ん、もうォ〜
ハンドル握って、メール「ツォ〜ン」「ツォ〜ン」の連発
そこへ電話、仕方がないので路端に寄せて受けてみる
「ただのセールスゥかよ」
乱暴な言葉使いにならないよう、
「ありがとうございます」の連発
これだと、もめなくてすむ
やっと目的地に到着
耳で大きな看板は、残念ながら目で、ちっちゃなこと、
そんなこと口に出して、言えやしないし
「これなら、わざわざ、来なくったって ・・・・・」
口が裂けても言えやしない・・・・ケド
それでも受注だ
嬉し涙は出やしないけど
「あんがとさん」のくしゃみくらいは・・・・(無礼者)
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「みづみづし セロリを噛めば 夏匂ふ」 日野 草城
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どうも、こうもないよ、
だってね
お客さまの、おっしゃる通り、
望みのまんま、製作しました、
それが、そのぉ〜どこが、お気に召されないんでしょ
全部?
そんなぁ、そんなこと言われちゃ
アタクシが召されますぅ〜
何処へ?って
天国に決まってるっしょ
地獄もあるでよ、
そんなぁ、お茶漬けの種類選んでるんじゃないがデス
・・・・えっ、1000円まける気があれば
これでも・・・・いい?
んなぁ・・・・・
それじゃ1000円まけますデスじゃ
この気持、どこへ持ってけば〜
・・・・・・閑話休題
暫し、待たれよ、
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「露の世は 露の世ながら さりながら」 小林 一茶
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今日は2件、営業打ち合わせ、
セールスって苦手じゃないんです、
ただ、品物より人物を先に売るつもりなのか
少し、いや、過度にしゃべり過ぎ
信用されるの通り越して
胡散臭さばかり残してしまうようで
もう少し寡黙なセールスマンにならなくっちゃ
自信がないのでしょうか
あること、あること、余計なことまで、つい、つい
男の、おしゃべりは、みっともないってコトは百も承知の介
やはり特殊チャックが必要なのか、
今日?
今日は適切なるアドバイスで殆ど受注の運び
いつものような半生記を語らないでも・・・・・
あ〜ぁ、何とか一代記なんて、やめてね、
決まるものも、決まらないから、
セールストークは難しい
なぁ〜に銀ちゃん
余計なこと、例のムダ話さえやめりゃ・・いいんだよ
ムダ話って?おっしゃってる意味が、わかりませぬ、
余程、重症とみえる、
まぁ、ご自分の姿が見えないってことですよネ
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「糸瓜さへ 仏となるぞ 遅るるな」 正岡 子規
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先日、完成した看板
LED内照式看板
実は施工時、仮に点灯、しかも、お昼なので、
完了した後、実際の夜景の中の看板は
見ていない、
不安じゃないけど、どの程度明るいのか
一度見なきゃ・・・と思いつつ
昼間汗だくで働いてシャワー浴びたら
自然、当然、必然、手は口は、顔は
ビールに浸る
涙が出るほど、うまいと言うより生き返るって
表現がピッタシだよ、銀ちゃん
だから、
それでもって、夜、看板見に行くことが・・・遠ざかる、
わかっちゃいるんですよ、
頭の中じゃ、どう私が付けた看板が、街を照らして
自己主張してる姿は、私の脳裏にはくっきり、
だから
脳裏と実際を見比べてみたい欲求、
そいで、そいで
見てきました、
明るすぎるくらい明るいやん、
きれ〜だなぁ
誰が付けたん
俺やオレ、ワタクシ、僕じゃん
安心というか
この仕事に携わっている幸福感のようなものに
包まれて、酔いしれて
自画自賛、
余は満足じゃのこころ、
「よかったぁ〜」
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「露草も 霧のちからの 花ひらく」 飯田 龍太
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な〜んか、まだ、世間様はお盆休み?
車も混んでないしィ
電話も、あんまし、ないしィ
気合が入らないじゃんかョ
・・・んで、もってお客様と打ち合わせ2件
これは、どっちも決まりそう(嬉しィ)
ここで
お客様に売り手からの、お得情報、
看板つくる時って、やはり相見積もり、取りますよね、
そこで一番安いところに・・・・決めますぅ?
でしょうね、
でも、なにゆえ安いのか?ここが肝ダス
安いものは、安く、それなりに
高いものは、やはり、いい材料と、時間と手間を惜しまない
ほら、家づくりと同じダス
安い理由、高い理由が、必ずあるはず、
ただ、
とてつもなく、目玉が飛び出して視界がないくらいの高値
その高い、安いは、経験上?
皆目、てんで、まるっきり看板の値段がわからない?
シメシメなんて、全く、全然、これっぽっちも思わない
いたって良心的な看板屋、
・・・・って曲者ですよね
とくに大阪のお客様は、言い値が大っキライらしい
とにもかくにも「まけて」
ちょっとでも安く買いたい
ふむふむ、なるほど、
そこで看板屋のひと言
お客様、数字でまけてもらわないで
「サービス」で得されたら、いかがでしょう、
もう一品、もう一枚、もうひとつ上の材料とか、
お家建てるとき、学習しましたよね、
それと、同じで、看板つくる時もお客様も勉強しましょう、
何がよいか、どうしたら、より効果的か
費用対売上結果とか
それと、信頼できる看板屋さん選び
どこでわかるか?
ほら、アタクシの眼ェ、ごらんなさい、
これが騙そうとか、ウソついてる顔にみえますか、
ほら、だんだん、眠くなるぅ〜
「ハイ、一番高い看板ですね、かしこまりました」
ワン、ツー、スリー、はい起きてぇ〜
「おい、おい、銀ちゃんこそ、目ェ醒ましなよ、
さっきから、寝ながらニタニタする顔
気持悪いしィ〜
さっさと、仕事しなよ、仕事・・・・・。」
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「少年に 鬼灯くるる 少女かな」 高野 素十
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