『夢翔ぶ看板屋』
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看板屋さんって職業、
そんな呼び名の職業って、昔、あったよなぁ
あった、あった、
トタン板で作った看板に
ペンキで文字書いて
お客さんから電話で催促されたら
「今、ペンキ乾かしてます」とか
堂々と、そんな言い訳が罷り通って
ネオンの仕事なんかも
置いてたネオン管を
犬が割っちゃって・・・・・
何とも、不思議なやり取りというか
まったりとした時代だったなぁ、
今ァ
今は待ったなしだよ、せっかちというか
遊び心の欠如と申しますか、
イライラ 、ピリピリ、ギスギス
あ〜ぁ、嫌な渡世です、
ほんの、ちょっとのミスが命取りの
そんな、世知辛い
何でも、かんでも、数字、数字
数字で片付ける世の中、
まぁ、ちょっとココへ座んなよ
あそこでポツンと光ってるのが一番星
風に揺れてるのがカンナの花
今、鳴いたのが鈴虫
なんて
また、「昭和」を思い出しました。
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「沖に出て 妻でも母でも なく泳ぐ」 藤田 かよ子
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