『それでも・・・看板屋ァ〜』
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あのぅ、いろんな看板つけましたぁ・・・ケド
この丸い柱をプライスコーナーにしたアイデァは私、
そんで、そんで貼り苦労したのもワタクシ、
途中、なんでって悔やんだのもオラだす、
終わって
オーナー様より
身に余る褒め言葉を頂戴したのは小生、
やっぱ「看板屋さんはすごいね」って、こんなヨイショされたのも朕、
また、支店出す時も、頼みますねぇ〜って・・・そんな賛辞を浴びたのは
何を隠そう、看板屋銀次郎
そっと合掌、
アタクシは、こんなにもロクでなしで、どうしようもない奴でして
ただ、取り柄があるとしたら、
お客様に喜んで貰えるような看板作りぐらいな・・・・
銀ちゃん!!
お前さん
何かに乗ってや、しませんかぁ?
「はい、少しばかり、調子という乗り物に・・・・・」
叱られたら・・・ドッカ〜ンって落ち込み
ちょいとオダテリャ・・・・まぁ、高い木に登る
そんな
薄っぺらな銀ちゃんだけど、
呆れないで、お付き合いくださいませ。
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「五月雨の 降り残してや 光堂」 芭蕉
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