看板娘

ボクは、あなたが、ただ育ちのいい、ボンボンとばかり

ずっと、そう誤解（？）しておりました、

ホント、世間知らずで、箱入りジジィはワタシでした、

まさか、あなたが、扱い品目より黒いお腹してたなんて

伊佐三の旦那も二の句が告げねぇ状態で

次の日も放心状態のまんまでした、

二人して踏み台でしかなかったなんて

悔し酒あおりながら

昨日までの「真心」返して欲しいが結論ダス

ひとり五十文合わせて百文

為替飛脚で送ってクラサイませ。

あっ、それから、あなた様は晴れて「そんなんで委員会」の会長ですよって

へてから、そんで、わたいが副委員長（便器を副委員長？）です。

安心でしょ、

一番癒しの人物が副委員長で・・・・・・

あ、忘れるところでした、

コンペの商品

あれ、チカジカ、

頼むわぁ〜

これって私信？かな。

「　髪洗うたび　流されてゆく　　純情　」　　　　　対馬　康子

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先日の美濃の国に続いて

看板仕事人の会議で尾張に

二日間缶詰状態で

一所懸命、ウェブの未知なる海で泳ぐことに

奉仕、ボランティア、犠牲的精神？

８人が前を向いて、

真剣な場面は

俺、何か、誰かの、目に見えない偉業？

それに向かってる気持は貴い

疲れてはいるが

なぜか、胸の中には、すがすがしい風が吹いている

こんだけ、がんばったから

きっと、いいことがあるに違いない。

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「　ひとづまに　　えんどうやはらかく 煮えぬ　」　　　　　桂　信子

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昨日、枚方土木事務所に屋外広告継続の申請にゆく

枚方は３０数年前に看板屋を開業した場所

娘と息子の生まれた土地

自宅から８つ先の街

懐かしさのあまり、ついフラフラと、その場所へ

３年前にはあったのに

すっかり様変わりして、チッチャイ店舗はもう取り壊して

駐車場になっていた・・・・・・・残念

その当時お向かいの喫茶店を経営されていた

ママさん家に唐突に訪問、

いやな顔もしないで温かくビールや酒、

高価な日本酒、滅多にない日本酒、

出されると遠慮というものを知らないワタクシ

ビール、お酒ビール・・・・・・・

どれくらい飲んだんだろ

ハッと気がつけば、真夜中の二時

えっ？４時間も寝てしまったのか

しかも人様を訪問して

飲むだけ飲んで、気絶のようにぐっすり

あ〜恥ずかしい

失礼というか無礼なヤツだ、この看板屋

あわててタクシーで帰宅

電車で２６０円なのに

タクシーだと４９８０円・・・・ムムム

それより、ご婦人の一人住まいに

のこのこ上がりこんで、ガバガバ飲んで

喋るだけ喋ベって

あとはグッスリ

ちょっとだけ自己嫌悪

「ママさん、ほんとうにごめんなさい」

今年八十になるのに

お詫びの電話で

「また、いつでも、いらっしゃい」

あぁ、もう、お酒なんか、お酒なんか

やめない・・・・・からぁ。

ちっちゃい、ちっちゃい文字を切るのに

３Mの安くてカス取りの優れもののシートを貰った

なるほど、これはいい、

もし、このシートじゃなかったら

泣いてたか、途中でブチ切れて

もお〜知らん、知らんホントに・・・知ら〜んになったと思う

出力も毎日、毎日、たゆまず機械は動いております、

本当に、よく働いてくれるわ

感謝、感謝

そして、切れ目のない仕事に感謝デス。

新しいMAC買いました、２７インチはいいね。

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毎日、ネットのお客様と

今までの短いようで長い間、ご贔屓にしてくださっている

既存のお客様とを、あれこれと

つなぎ合わせて、青息吐息の、その日暮らし

もう慣れました、諦めました

不安の中の定着

ほぼ、読めてはいるケド

人生、棚ぼたもありゃ、過大評価や

変わったご仁に妙に気に入られたり

だから

捨てたもんじゃないと

ず〜と口開けて待って、待って、待ちくたびれて

それでも、まだ諦めないで

「明日いいことあるよ」精神

我ながら、その心根や・・・・よしであろう。

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「　露の世は　　露の世ながら　　さりながら　」　　　　一茶

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インクジェットの出来、不出来は大差なし、

だもんで、看板の良し悪しって・・・どこ？

安いは置いといて

看板屋さんが、やさしくて親切

え〜えぇ 、それも確かにあるでしょうが

究極は

イメージ通りを再現、これに、尽きると思いますデス

価格とか仕事の手順も、そうでしょうケド

お客様にとっては夢、理想、これからの人生

その露払い（古い？）となる看板

しっかりとした打ち合わせ

理解した上の看板製作、

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銀ちゃん、そりゃ理想だよ、

ん、な訳、そうはいかねぇよ

お客様は一円だって安く

しがねぇ看板屋は、ここで儲けなきゃ、どこで？って根性

まぁまぁ、まぁ

そう欲をつっぱらかしちゃ

いいもんなんて、できはしませんダス

安く安く安くは、いっぺん棚上げしてさぁ〜

看板屋さん、おまえ様が開業するって気持で

看板作っちゃくれませんかぁ？

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「　打ち水の　流れのままに　乾きけれ　」　　山田　閏子

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「いやぁ〜カワイイ看板、イメージ通りやわぁ〜」

これは、もう最上級の褒め言葉ダス

もともと美人なお客様が、よけい、きれいに映る

嬉しいな

他人様に喜んでいただける幸せ

それも仕事で・・・・・ダヨ。

一昨日、マケテ、マケテを連発された

同じ人とは・・・（余計なコト言うでない）

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サイトで「激安看板」なんて謳い文句にしてるから

そりゃ、安いと思ってんでしょうが

ゴメンなさい

これ、ツカミですよって

まぁ落語で言うなら「マクラ」ですやん

それでさぁ

オチが「激高看板」って？

いえいえ、いつものワタクシの話のように

値段も高い所からも落ちた試しはございません、

あ？一度だけ、清水の舞台から飛び降りたことがありますデス

いつぅ？

本日ただいま、その〜半端な１３５円って数字、マケときます、

えっ、たった１３５円ぽっち

はい、これでも私にとっては清水の舞台・・・・・

あ、あのねぇ、１３５円なら目ェつぶっても躓きもしないよ

いいよ、もう、マケテなんぞいらないよ、

って、つれないお言葉やん。

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「　白きもの　　干して広さよ　　夏の空　　」　　　　　　　篠原　温亭

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とにかく早く・・・できますか？

そして安く、

「お客様ぁ、それ以上の値引きは商いになりません、

ワタシにも、ほんの少し稼がせてください」

この辺が

駆け引きでなく、看板と一緒に信用も売っております、

どうか、あっしを買っておくんなせぇ〜

そんな眼差しで、黙って、お客様に訴えて

それでも駄目なら道中合羽を翻しますデス

不思議なもので

同じような看板、よく似た案件は続くもの

ワタクシは

まず電話の段階で

「安いんやろ、安いんやろ、なんぼや？」

こんなお客様には

それなりに対応させていただいております、

「はい、ワタシの中では安いデス、でも他社さんと

比べて、どうでしょうか、決して価格で勝負している気はないんですよ」

お客様と看板屋

それも、やはり「縁」

縁のないものは紡ぎようがありません、

いい仕事

安い価格

それは、お客様が汲み取るもの

看板屋風情に

わかりはしません、

ただ、愚直に信用と看板売っておりますデス

それが、あっしの「看板」でさぁ〜

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「　法師蝉　　声なき後も　　声聞こゆ　」　　　　橋本　美代子

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あ〜ぁ、とうとう八月になりました、

日が流れるの、早いなぁ〜

今年、やりたいこと何もできておりません、

読みたい本も買ってはおりますが

「早く読んでくれ〜」と

こっちを恨めしくみつめていますが、

手にとって遊んでやる時間がありません、

サイトだってあれも、これもの

駆け巡るものは山盛りですが

今日やっておかなきゃならないことに

脅かされながら、

「このデザイン、明日でもいいや」

寝床の中まで追いかけて来て

夢の世界で鬼ごっこ

やっぱり、今日できることは今日やろう

弱い自分と、しっかりと闘おう

先送りすると

背信行為のようで

身体に悪い

ん〜？

わかちゃいるけど

酒吞んで寝たらば

ラクだろなぁ。

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「　晩涼や　ともらぬものに　　蛍籠　　」　　　　鈴木　真砂女

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