「こんな看板できますか?」
「看板屋さん、こんな看板できますか?」
「ど、どんな?」
「必ず、そのお店が繁盛 する看板?」
「はぁ〜(そんなのが、ありゃ、俺らが・・・・付けたいや)」
「できるでしょ、 プロなんでしょ」
「必ず繁盛させてみる看板かぁ?」
「ねぇ、大丈夫でしょ」
「大丈夫って言ってみたいけど・・・・・お客様ぁ〜
そんな看板作れる奴が、こんな暮らししてるなんて、変だと思いませんかぁ〜」
「だって、仮の姿なんでしょ」
「仮って?」
「世を忍ぶ仮の、お姿なんでしょ」
「・・・でも、もし、そうだとしても、よりによって看板屋なんか選ばないでしょ」
「それも、そうね」
あれ〜
あっさり行っちゃったよ〜
世を忍ぶ仮の姿かぁ〜
な〜んか、いいねぇ〜世を忍ぶ・・・・・・・
そっかぁ〜
忍ぶ・・・・・・ねぇ・・・・・・
「おぉい銀ちゃん、思い出し笑いなんかして・・・・・大丈夫かい?」
「あっ、必ず繁盛する看板・・・・ですね」
「えっ、何、どうか・・・・あぶねぇなぁ〜」
・・・・・・・・・・
こんな話、オチがあるわけ・・・・・・・ないっしょ。
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