看板娘

やっぱり、あれだねぇ

暑い日が続いてる時に

木陰でヴァイオリンなど、呑気に

怠惰に弾いてるとさぁ

やがて来る厳しい冬の到来

そん時になって、

慌てて、もがいて、哀しんでも

もう、過ぎた日は戻っちゃこない

ウ〜ン、

私は果たして、あの賢くて勤勉な

蟻のように

この夏、大切な汗を流したでしょうか？

うぅん、銀ちゃん

おまえさんは怠け者とまでは言わないが

残念ながら動いた割にムダが多いのよ

とくに、お口に無駄が多いって

み〜んな、そう言ってるよ

あっ、そう

暑いから

寒いから

雨が降ってるから

少し熱っぽいので

言い訳は

探さないでも

すぐに見つかる

自分の心と闘うこと

それが「キンベン」なのだな。

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「ぐるぐると　向日葵のよう　ぐるぐると」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

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３４年看板屋さんをやって来て

この一年ほど先の見えない

仄かな灯りさえ・・・・・

でも、きっと、たぶん、

自分自身の呪縛、精神的な堕落？

「商売」って、そんな甘いもんや、おまへんでぇ〜

十年何ごとも無く来たから

これから先の十年も・・・・なんて

あてはまらない・・・・・もの、

きょうの選挙結果のように

昨日の結実が

今日の約束と

明日に繋がってゆくとは限らない

だから

人生は、面白い

チャンスは誰の手にも降り注いで来る

だから

掴み取る、力を目を智慧を

発揮できるよう

はい・・・・・・。

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「夏の夜に　半欠月の　ほのぼのと」
　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

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今日はネットビジネスのオーソリティのA氏と

兵庫県明石市にゆく

ネットを通してのお客様との、やり取りの勉強である、

なるほど、フムフム

身になる学習でした、

道中、いろいろな話、

もっぱら、私めの質問ばかり・・・・・

貴重な時間でした、

生き残りを図るには

智慧と策謀らしい

戦国の世を生き抜くようなものなのでしょう、

つ、つまりは

智慧とか勇気は、タダなので

出し惜しみすることなく

常に頭の隅っこに置いて

継続して考えてゆくもの

時間と手間と気持ちを

どれくらい注ぐことができるか

これだね、ネット必勝法は

言うは易しく

行うは・・・・・・あぁシンドイな

荒れ野を一頭のヨボヨボなロバに跨がって

夕日に向かってゆくような

そんな・・・・情景？

でも瞳はランランと希望に燃えて

胸には熱く滾るものを隠し持って

自分の納得できるような

そんな展開ができたら

それだけで、しあわせ・・・・・じゃん。

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「雨の音　風の匂いも　憎らしい」
　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

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ホームページからの、お客様、

東京から二人、いや三人、

その一人が電話口で言うのには

「安すぎるので・・・・・」

「へぇ〜、そういう不安もあるのかな」

あと、福井の人

それから神戸の方、二人

そのどれも仕事いただきました、ありがとうございました。

仕事にはならなかったけれど熊本の人、

なかなか、ネットが苦手のようで

再度、「看板本舗」へ来れなくなって・・・・・

電話で、いろいろ、ご相談・・・・・

結局、それからパッタリ音信なし

また、探しあてられなかったのでしょうか、

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うちのピサコさんの母上、

八十を過ぎて、パソコンに挑戦、

只今、奮闘中、そのチャレンジ精神には頭が下がります、

そういえば、私も最初、マウスもキーボードも

ままならず、何度も挫折

だから

「お母さんはえらいなぁ」

近くにいたら、わからないことなど、

いろいろ、お教えできるのに・・・・・

「挫けないで、がんばって・・・・」

そう心の中で応援しています、

ボクが、その歳になって

果たして、お母さんのように

いつまでも若い気持ちで

夢のつづきを見る事ができるでしょうか？

７０、８０になっても片想いの恋の

一つや二つ、

しているような、そんな、クソ爺ぃでありたいなぁ、

銀ちゃん、おまえさんの夢って・・・・

「変なの」

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「汗かいて　泣いて笑って　夏の背を」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

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この夏は、なぜか仕事、忙しかったです、

けれど、数字的にどうかと問われたら

しばし、沈黙というか

看板屋さんの世界も昔とは業務内容や業務形態が随分変って

正直、やりづらいというか、

生き辛くなったことは確かに感じます、

いえ、愚痴や嘆きではなく

随分と機械化や設備が発展して

職人芸や職人技が

段々と無くなり

プロ意識や玄人根性が希薄にはなっています、

「俺が、私が書いた文字」に誇りや夢が持てない状況は

やっぱり寂しいことです、

だからと言って

やっぱり、どこかで職人根性をメラメラと燃やして

「こんな仕事やりました」

そんなことに胸を張れるような

ゼニ金じゃない

そんな仕事、やりたいなぁ。

☆

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「ゆく夏に　なぜか寂しい　忘れ物」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

☆

歯、食いしばって

目から血が出るような思いをして

自分の信じる道を突き進んだとしても

この、どうしようもない

大きな世の中が嘲笑う

笑われたってかまやぁしないけど

もう少し、頭で描いたような展開が広がって欲しい

でも、おまえさん、そんな口が叩けるほど

胸の中に「真剣味」や「変革」や「がむしゃらさ」があるの？

こ〜んな、先の見え辛い世の中だからこそ

ないないづくしの、ちっちゃい奴が

何とかなりそう

そう思わなきゃ・・・・・

やってられないし、

得意の無手勝流を発揮する

そんな風が吹いてる

・・・・と、そう思う、

深刻にならないで

まぁ、「明日、いいこと、あるよ」精神で

今日を精一杯、やるさ、

またまた、老人の主張のようだ・・・・・な。

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「星や月　風に太陽　胸にあり」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆助

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このところ通天閣の近くに、ちょくちょく行きます。

ただ串カツは、不思議に食したことがありません、

何でも、二度づけすると、叱られるらしい

昔〜、ず〜と昔、よく映画を見に行きました、

その当時、あちら、こちらの路上にたくさん人が寝転んでいました

「ホームレス」等と言う、ちょっと、おしゃれな言い方でなく

「路上生活者」と呼ばれていて

少し怖い感じがありました、

近年、通天閣界隈は明るい観光スポットに変貌・・・・・

ただ、大阪独特のごちゃごちゃ、なんでもありそうな

そんな雰囲気は残っているようです、

たま〜に「通天閣」に登って

どうやったら、関根に勝てるか考えてみよう、

「三吉かぁ〜」

「かめへんで、もうかまへんでぇ　その歯なし」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空豆

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銀ちゃん、おめぇさんくらいなると、あれだねぇ〜
酸いも甘いも・・・・

残念でしたぁ〜、甘い話は、これっぽっちも・・・
酸っぱいことなら、他人様に負けやしませんぜ
ほら、よく言うじゃありませんか
酸っぱいは成功の母なんて・・・・

あぁくだらねぇ、よくそんなつまんねぇこと、この暑いのに、思いつくねぇ
どうせなら、もっと、マシなシャレは言えないかねぇ〜

あの〜お言葉を返すようで恐縮なんですが
もう少し、気の利いたことが言えたら
こんな暮らし、してやしませんよ

な〜る・・・・・ほど・・・・

で、あなた様は、どなた様で？

いやぁ、ただの通りすがりのモンですわ

モンですわって、そこだけ上方ぁ？

んじゃ。

「身を焦がす　蛍の恋の　遠灯り」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空次郎

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仕事がうまく捗るってことは

快感であり幸せな気分である

それも、あれこれ、いろいろ段取り、準備

二人の社員さんの、お陰である・・・・感謝

残りの仕事は

お盆明けだけど、大きな山を越えたように

安らかな気持ち

思えば、十ケ月以上前から

現地調査、看板を建てる位置、大きさ

役所との打ち合わせ

面倒な図面書きなど

「よかった、よかった」

ここへ来て、看板屋の仕事ってなんだろう？

いえね

ここんとこ、相見積もりや問い合わせで

値段、値段に振り回されて

少々、気分が滅入ってまして

高い、安いが、そんなに重要ですかぁ〜

・・・・・はい、残念ながら

それで実らない事例は

ゴミ箱に捨てるくらい、ありますデス

この価格だけの競争から

逃れることが、できないかしらん

今後の希望であり、課題だね

「お客さまぁ〜

値段だけじゃないんですよ

だから、ね、目ェ吊り上げないで

そこそこの出費で

満足感を買いませんかぁ〜

・・・・・・・・

で、銀ちゃん、おめぇさん、その自信は、おあり？

ん〜

無くて、こんなこと・・・・言えやぁしません・・・デス・・・ダス。

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明日、正確に言うと今日なんですが

看板の取付けに行きます、

１５０角のパイプにしたのを、今更に悔やむ、

もう少し細くてもよかったのに・・・・・と

自分で決めたのだから、しょうがない

新しいお店の案内看板

１００店目くらいの開店

先週、この看板のお店の会長さんが

テレビに出演していたのを偶然目にする

やっぱり、戦略的マスコミ出演なんだぁ

偉いなぁ、

この会長さんは、ものすっごく腰が低いお人柄、

ボクも何度かお逢いして

丁寧な、ご挨拶をいただいて

恐縮、恐縮、

ロゴのお顔に似て

「頑固一徹」

もう、どこにも、そんな面影もなく

やさしい眼差しのお爺ちゃんって

感じ

歳がいったら（充分いってます・・・・ケド）

こんな顔でいられるよう

今の間に

毒もイヤミも吐き出しておこう

だって

ジジィのイヤミほど

みっともないものは・・・・・ないよな。

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最近はお盆までに・・・・

お盆が、すぐそこまで来てるから・・・・・

とか何とか

そんな仕事、ないよな

浮き世は勝手なようで、カワイイもんでゲス

急に幇間のような口ぶりになって恐縮ですが

付和雷同

長いものには巻かれろ主義

み〜んな、こうだから、こうする、みたいな

あれも、これもマスコミの影響でしょうかねぇ

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仕事仲間を訪ねてみて

残念ながら、いい話は聞かないし

嬉しい話など落ちてない

そっかぁ

そうだよなぁ

人が暇だと言う言葉で

我も安心の境地になるほど、危険なことはない

じゃぁ

今の立っている場所

陽のあたらない、ここから

どうやって抜け出りゃ・・・・いいのさ

ウ〜ン

変らなくちゃ、始まらないかも

昨日の自分を脱ぎ捨てて

明後日の心配など「愚かなり」

だって一晩寝りゃ明後日は明日だよ

な〜んか相田みつをさんみたいだな

今日の自分を

誇らしく思えるよう

今日を生きる

・・・・って、ら・し・く、ないなぁ。

でも、そんな偽りのない心境も確かなり。

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