『いにしへの そのいにしへの 杜若』
あぁ、ああすれば、よかった、
こうもしてあげたら、よかったのに、
・・・・と、後からいろいろ考える、
そうなんだよな、キリがないけど、
もうちょっと、きれいな配線すれば、
あと5cm大きめに作ればよかった、
終わってみて、反省しきり、
お客様が喜んで下されば、なおさら、そう思う、
「お前のできる、精一杯のことをしたのか?」
頭の上から声がする、
それは私の胸の内のつぶやき、
どこまで、やれば終わり、
それは自分の気持ち、
「あのねぇ、商いなのよ」
お金の範囲内のことをやったんだから、それで・・・・
ウウン、自分の気持ちがすまないんだよ、
それはね、商売じゃないんだよ、
もう一人の俺が答える
こんなことで悩んでるようじゃ、アマチュア?
プロはね、頂くお金の分だけ過不足無く提供する、
それがプロってもんさ、
じゃ、それ以上のことは趣味、道楽?
そんな余裕かましてるうちは、まだまだだな、
そっかぁ〜
でも、僕は次の現場が終わった時も
やっぱり、同じことで
クヨクヨするだろうなぁ
俺の商売は一生アマチュアかぁ。
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