看板娘

昨日の現場も

いろんな人がいました、

内装屋さん

電気屋さん

什器の家具屋さん

下水清掃屋さん

みんな、大変なんだなぁ

現場の職人さん同士の連帯感はありますね

お互いの譲り合い精神みたいな

だから、気ごころがしれると

とても、やりやすい現場になります。

ただ、ＬＥＤ看板取付完了して

「看板屋さん、看板がチカチカしてるんやけど」

「え〜、そんなぁ〜、また開いて点検かぁ〜」

後から、

電気屋さんが、点けたり、消したりしてたらしい、

もう、頼むわ〜

☆

そもそも、看板屋さんってなんぞや？

字が上手な先生の仕事？

細工のうまい大工さん？

一見、器用で物知りな印象？

いえいえ、私の周りは私を含め

不器用な奴ばっかです、

物知り？

はいはい、確かに雑学のような

どうでも、いいことの知識

溢れるほど、持ち合わせてはおりますが、

これまで役に立ったためし

自慢じゃないが、一度もなし

どうでもいいことだらけの社会風潮

その、どうでもいいことが

今、巷で受けているらしい

だけど

そんなこと、

やっぱり、どうでもいい。

☆

☆

基礎のコンクリを

ダッダッダッとコンクリドリルのハツリ機で

それがぁ、固い固い固い

手が痛い、腕が痛い

こちらが、ハツリ機に破壊されそう

勘弁してくだせぇ

こんなか弱い老人に、

どんだけハツれば先が見えんのかな

だから、

もう、四分の一進んだ

これなら半分は来たぞ

そう、そこから進めない

しばし、幽体離脱、

お前さん、なんで、そんな固いもん

ただただ、黙々とハツってんの？

だって、終わんなきゃ帰れないじゃん

ハハッ、

そんな気持ち？

文句いわねで、ただ、ひたすら、

黙々と、

あ〜、腰が痛いなぁ

「文句言わないの、金儲け、金儲け」

ウ〜ン。

☆

☆

「地下鉄」の終電が行ってから

始発電車までの作業

作業内容は、そんなに難しくもなく

時間もかからない

安易に考えて

真夜中の地下鉄駅へ

階段の降り口のシャッターは

全て閉まったまま

数年前は開いてたんだけどなぁ

焦るわ〜

モタモタ手間取って

携帯からインターネットで管理事務所を検索

ありましたぁ、電話番号

結果無事に作業出来たんだけど

もし、携帯のない昔だったらと思うとゾッとする

だけど、たぶん、昔だったら、もっと用意周到に・・・・

そう思うと「携帯があるから大丈夫」って言う現代病なんだろなぁ

今後気をつけようっと、

地下鉄工事といえば

もう２０年くらい前、ホームの線路側の広告の取替で

終電のあと

電車は来ないからとの説明を受けての作業

もう、ちょっとで補修トロッコに跳ねられそうになったこともあったな

担当者が「ごめん、ごめん」って

ばかもの〜

生きていない私にも「ゴメン、ゴメン」って言うつもりかぁ

化けて呪い殺してやるぅ~

とにかく無事でよかった

安全は、全てに最優先

だから、連絡や報告も大事だで。

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先日、看板の現場仕事のこと

他社の応援仕事なので

詳しくは

語れませんが

えらく、苦労しました、

地中の想定外は辛い

見えない敵と戦うのだから

それは、まだ良しとしても

善後策がないというか聞こえてこない

私の性格は即断即決主義

そのことで、どれだけ哀しい過去があったかなど

ここでは、いらない

現場の対応は、即断即決に限る

それが、たとえ正しい選択でなかろうとも

時間の流れに負けるよりましだと思う

人さまの、受けた仕事に、

とやかくは、言うつもりはさらさら、ないが

窓口が、いくつもある

人的弊害も、

やりにくいの最上級だ。

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オリンピックで

騒がしい日の中

二月が逃げてゆく

平和なんでしょうね、

スポーツは豊かさの中に栄える

もちろん、心の豊かさです。

スポーツは気持

精神性が高くないと

本当のアスリートとは言えない、

金メダル獲得者が人格者のように思える

やはり、人知れず努力した人に

輝きが降りてくるんだな

私のメダルは？

あるのか、ないのか

色は

きっと透明色なんだ、

だから、人には見えない

そして、自分にも見えない

何となく哀しい、

メダルの話だ。

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ちっちゃなパン屋さんや酒屋さん、たばこ屋が

少しづつ、消えてゆくように

小規模な看板業者さんも絶滅業者になる

そんなこと、看板屋自身が言うでない

でも、もう、文字書きさんや、左官屋さん、ネオン屋さんが

減少してゆくのを目の当たりにして

イオンや大手スーパーや集合的なアウトレットモールなどに

人は群れる

ちっちゃな商店を相手に商売していた時代と

今の受注は雲泥の差

テントをする商店もめっきり減りました、

存亡の危機感は、あまりありません、

需要がなければ消え去るのみ

だから

需要をみつければいいと思う

隙間、ニッチな

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ニッチな看板屋は今日も元気。

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*

ネットの見積もり

問い合わせされて、見積もり出して

連戦、連敗

見積もり段階から成約は難しいだろうなの気持ち

そりゃ、耳で聞いただけ

紙一枚だけの仕様書

現場での打合せだけど

「あなた任せ」的な

それなのに

たった一枚の見積もり書での優劣

製作方法、製作手段、製作素材だって

各社百様の態

ただ、ただ数字のみで負けてる

それは、それでよし

どうすれば、仕事を獲れるか？とは

考えないし、落ち込まない

そりゃ、安いに越しことはない、人間だもの（相田みつを風）

ただ、毎度、毎回負け続けるのも癪だなぁ

ここから、智恵と勇気の問題

価格を下げるのは簡単

素材を落とせばいいだけ

だけど、いいものを、それなりの価格で！

しばらく

これで、意地張って

いってみようか？

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時々、自分の年齢がわからなくなる、

ボケたわけでなく

時間の、どのあたりを

今、私は彷徨っているのだろう、

落とし場所は必ずあるはず、

何も、人生のピリオドのことではなくって

自分が願い、追い求めたものに

行きつくことがあるのだろうか？

はい、看板屋さんに、なりたくて、なりました、

初心忘れてないですか？

人の心も、時代も、自分の気持ちも

変わりゆくものではあるが

今、一度初心に立ち返って

どんな看板屋さんになりたかったのか

遅くはないので

今からでも・・・・・どうですか？

タバコ一本、どうですかみたいな、

そんなに軽く言わないで

ただでも、気が重いのにィ

立ち止まること

振り返ること

そんなことばっか、して来たなぁ

少しの前途に

何か、やってみるか。

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欲を持たずして

何かに無我夢中で打ち込めたら

第一、欲で、欲を、 欲に動かされているのに

そんなこと、

欲は悪いことではない

向上心を持つ動機にはなる

あぁもしたい

こうもなりたい

そんなことばかりで

ここまで来ました、

だけど、

何にもできてないし

何にも残っちゃいません

まぁ、平小なる身には

そんなとこでしょうね。

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